概要
G検定とは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施している試験の一つである。
この資格を有する者は、「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」として位置づけられる。
日本ディープラーニング協会HP:
一般社団法人 日本ディープラーニング協会 Japan Deep Learning Association
試験概要
試験時間:120分
問題:小問226問の知識問題(多肢選択式)
受験方法:オンライン実施(自宅受験)
試験内容(詳細)
前回(2019/7)の問題構成は以下。
回答時間の目安/備考は次の通り。
カンタン:2秒以内。問題集を解いていれば楽勝。
中くらい:90秒以内。ググる問題も多少ある。
ムズい:150秒以内。基本的にググらないと分からない。
前半(問30~問50くらいまで)に難しい問題が来るが、そこを過ぎれば簡単な問題が続くので、焦らないこと。
150秒調べても分からない問題は、適当に選択して次に進んだほうが良い。
◎正答率80%以上で合格したい人向け
正答率80%以上で合格したい人は、以下手順①~②を実施すれば良い。
【手順①】スキルアップAI社の問題集を2週する(以下問題集)
- 作者: スキルアップAI株式会社明松真司,スキルアップAI株式会社田原眞一,杉山将
- 出版社/メーカー: インプレス
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これで基本的な知識はつく。
名言等の暗記問題は、付箋を貼ってすぐに開けるようにしておくと良い。
【手順②】WEB問題集を解く(無料版を1週で良い)
通勤時間等を利用して解くと良い。
難しい問題もあるが、なるべく理解しておくと試験が楽になる。
☆正答率90%以上で合格したい人向け
正答率90%以上で確実に合格したい人は、上記手順①~②に加え、以下を実施する。
【手順③】G検定公式テキストを熟読する(できれば2週する)
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト
- 作者: 浅川伸一,江間有沙,工藤郁子,巣籠悠輔,瀬谷啓介,松井孝之,松尾豊,一般社団法人日本ディープラーニング協会
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【手順④】AI白書を読む(1週で良い)
これで、ほぼ全ての問題(社会情勢等も含む)に対応できるようになる。
最新の情報はどんなに勉強してもググらないと分からないので、割り切ること。
合格のヒント
・とにかく時間が足りないことを肝に銘じておくこと。分からない問題は飛ばす
・すぐにGoogle検索できる環境が必要(PCスペック、ネットワーク共に)
・以下の暗記問題は、本に付箋を貼るなりして3秒以内に回答できるようにすること
・ILSVRCの歴史(優勝チーム、アルゴリズム名)
・シンギュラリティに対する有名人の発言
・人工知能に対する各研究者の考え方
・「バーニーおじさんのルール」などの機械学習問題の名称とその内容
まとめ
G検定合格に向けて勉強することで、人工知能全般の知識を得ることができる。
体系的に学ぶことで、キチンとした定義も把握できる。
これまで機械学習を専門にやってきた人でも、受験する価値はあると感じた。
(特に法律/法令に関する動向は非常に勉強になった。)